Twitterやネットニュースも見ないようにして、
何の前情報にも触れずに観た「THE FIRST SLAM DUNK」。
最高でした。
良すぎて、2日後にまた観に行っちゃっいました。
スラムダンクの思い出
スラムダンクの漫画は物心ついたときから実家にありました。
多分姉が買ったもの。
面白いからあれば読んじゃうし、
読み始めるとどんどん読んじゃう。
人生で繰返し読んだ漫画トップ3に確実に入るくらい何度も読んだ漫画です。
個人的にはシュート1万本の特訓の時の食堂のシーンが何でか大好き。
めっちゃ読んでた漫画だからこそ、
映画だとどうなっちゃうんだろうと心配していたけど
とっても満足でした。
もう、とにかくかっこよかった。
めっちゃ泣きました。
感動もだけど嬉しさやらなんやらで何度も泣いちゃった。
映画を作ってくれてありがとうございました。
まだ観てないひとは、何の前情報もネタバレもないまま観に行ってほしい!
※以降の感想はネタバレを含みます。
良かったポイント
絵が漫画そのもの
試合展開も漫画そのもの
スピード感と躍動感がすごい
漫画にはない追加シーンが良い
無駄なシーンがない
とにかくカッコイイ
絵が漫画そのもの
絵は漫画そのまま!
本当に漫画の絵がそのまま動いている。
でも古い感じはなくて、力強くてカッコイイ。
絵が上手いとは思っていたけれど、こんな立体にしても違和感ないくらいバランス良く描かれていたのかと、改めて漫画の凄さを実感できました。
試合展開も漫画そのもの
試合のストーリーもほとんど漫画そのまま。
説明っぽいのは全然無い。
漫画を知っているのが大前提かのように進む。
これが良い。
パンフレットを見ると「初めてスラムダンクを観る人にも受け入れられるように作った」とのことだけど、
この説明なしにバンバンいく強気の感じが、なんだか漫画を何度も読んでた私みたいな人に向けて映画を作ったかのように感じられて嬉しくてたまらなかったです。
ミッチーのシュートを喜ぶ堀田とか、
最後のゴリのパスを防ごうと頑張る美紀男とか、
細かい描写もしっかりあったのも嬉しい。
「あった!このシーンあったよ!」感。
花道のバスケット人生の中に豊玉がいたのもなんかよかった。
所々「あのシーンがない」という場面もあったけれど、
全体的にリアルを追求した感じだったのでちょうどよかったのかも。
板前魚住さんとか、
「嘘をついたのか!腕が上がらないなんて!」とか。
好きなシーンだけど。
「まぁ刃物を持った男の乱入はなくてもしょうがないよね」と受け入れられました。
スピード感と躍動感がすごい
CGの違和感は全く無くて、
むしろこんな動くんだったらCGの方が良いんだろうなと思えたくらい。
スピード感が本当にすごかったなあ。
あと、CGだとよく綺麗すぎて「軽い感じ」があるなあと思っていたけれど、
この映画は綺麗な絵なのに、ずっしりした「重み」や「圧」をしっかり感じられたのが凄い。
スピード感+重みで、まるで本物の試合を見ている気分。
お陰で各人の凄さが改めて分かった。
「こんなくっつかれたら動けないわ!」とか、
「こんな守りを突破したのか」とか、
「速っ!!」とか。
自分の頭でなんとなくイメージしていたものの正解を見せてもらっているよう。
そうなっているからこそ、
花道の変な動きが悪目立ちして漫画以上に素人っぽさが滲み出ていたと思う。
ハルコさんや桜木軍団が言ってた「親になった気分」(=見ててちょっと恥ずかしい)が、初めて体験できたかも。
漫画にはない追加シーンが良い
いくつか漫画のエピソードの前後を少し追加したシーンがあり、それがまた良い!
特に好きな追加シーンは、試合後に沢北が声を出して泣いていたところ。
監督の言葉プラス、
必要な経験として神様が与えたものだと思ったはずだろうけど、
それでも堪えきれずに泣き崩れてしまうのが
沢北だって本気で勝ちたかったってことが漫画以上に伝わって、
思わずもらい泣きしちゃった•••
無駄なシーンがない
説明っぽいのがないのもそうだけど、
例えばリョータが「あの時あんな事言わなければ•••俺のせいで•••」みたいなシーンはなかった。
けど、そんなのなくても後悔してるであろうことは十分すぎるくらい伝わってる。
他にも、そもそもなんでバスケ始めたのかとか、
事故後に行った秘密基地で何を決意したかとか。
言わなくても伝わることはバッサリ無い感じ。
それがなんだかよくあるアニメっぽい感じとは違ってリアルというか、
そういう事、確かにわざわざ口に出さないよなというか。
直接的に表現されないからかえって感じられるような。
無駄に説明する所は削ぎ落としている感じが好きでした。
とにかくカッコイイ
湘北の5人が並んだだけでかっこよくて力強くて、涙が出るくらい嬉しかったです。
特にオープニングは何のセリフもなく音楽だけなのにもう胸が熱くなって、一気に引き込まれました。
花道のあの場面も口パクで声無しにするのも凄い判断だと思う。
そしてそれがかっこよかった。
セリフなくても、自然に聞こえてくるもんね。
全員にドラマがあってかっこいい。
音楽もめっちゃカッコイイ。
効果音もリアル。
是非映画館の音響で聴いて欲しい。
まとめ
全体のストーリーは、こんな読んでたのに初めて知る部分もあり衝撃でした。
メインビジュアルのセンターがリョータだったので、
「りょーちんが輝いてた試合なら豊玉かな?」
とか思っていたので、ビックリしたなあ。
でもだからこそ、あの場面ではこうなってたのか•••と見方が変わる部分もあり。
今は改めて漫画をイチから読み直して再確認しているところ。
やっぱり面白いなあ。
花道が最後逆転されても諦めず走っていたのは、
安西先生に「君はリングに向かってダッシュだ」と言われてたからなのかな、とか
花道のダンクだったかゴリが倒れた時に客席で1人だけ立ち上がってたけど、
もしかして魚住だったりした?
とか
お母さんの回想で、妹が「お母さん大変!」って言った時に
リョータが倒れてるように見えたけどあれなんだったんだろう?
とか、気になる所もあるのでもっと観たい。
個人的にこの映画は文句のつけようもなく、
ここ数年観た映画の中で1番感動しました。
悪いところひとつもなし!
漫画読んでから観るのが絶対おすすめ。
是非観てみてね
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